明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常

元大学教員が綴るこれまでの経過と現在 。なお、入院と本格治療の経験については、00から34あたりまでをお読みください。 。

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常116 スマホの機種変更をめぐって

こんにちは。

 

いよいよ梅雨本番になってきましたね 。皆さん、気象病ってご存じですか? 気候や天気の変化が原因でおこる身体の不調、とくに頭痛やだるさ、むくみ等が出る症状の総称で、とくにこの時期にはこれに苦しめられる人が大変多くなるようです。日本全体で、潜在的な気象病患者数は1000万人近くにも上ると言われていますから、相当なものです。皆さん、どうかご自愛ください。ちなみに、私も低気圧が近づいている時軽い症状が出ることがよくあります。ただ、眠くなるという程度なので、かなり軽いほうだとは思いますが。

 

ところで、先日スマホの機種変更をしてきました。これまでのものは、購入して約4年経つのですが、とくに大きな不具合はなく、まあまあ満足して使ってきました。ところが、先週あたりから、画面が白く濁るようになってきて、大変見にくくなってしまったのです。どうやら液晶画面そのものの劣化が原因のようです。他には故障個所はないため、機種変にはあまり乗り気ではなかったのですが、画面だけを交換するにしてもそれなりに費用がかかりそうでしたし、まずメーカーに送って正確な診断をしてもらうにも「2~3週間かかるかもしれない」ということで、ショップ側としてはあまり勧める気はなさそうでした。まあ、これまでの使用期間を考えると、いずれにせよ近い将来変更を迫られるのは間違いないところです。そんなわけで、この際思い切って新しい機種にした次第です。

まあ、スマホ(携帯)を使っている以上は、何年かに一度はいやでも機種変を迫られるので、そのこと自体はしょうがいないと思っています。ただ、いつも思うことですが、ショップで手続をしようとすると、なぜあんなに時間がかかるのでしょうか。今回は、修理をした場合の相談をしたせいもあって、約2時間の所要時間。その後、データ移行をしてもらうために、また約2時間待たされました。(この時間は、ショップにいなくてもかまわないので、ご飯を食べに行ったりしていましたが)

私の場合、まだ一回の説明で何とかおおよそのことは理解できますし、わからない所はすぐに「わからない」と聞き直すことができますが、年配の方やそもそもネット等をほとんど利用したことがない方、さらには外国人の方などが、スマホを新規契約したり、プランについて問い合わせたりするには、かなりの高いハードルがあります。店員さんの説明をさらにかみ砕いて本人に説明し、なおかつ余計なオプションをつけられないように注意することのできるような人が、一緒にショップに行かないと、自分の思うような機種。プランを選択することは、困難をきわめることになりそうです。

自治体や企業への各種問い合わせや申請などがネットを通じて行うよう推奨されている現在、スマホやインターネットがライフラインあるいはインフラのひとつになっていると言っても過言ではないでしょう。そうならば、もう少し手軽にできないものかなあ、と思うのです。もちろん、ショップの店員さんは非常に丁寧で、気持ちの良い対応をしてくれていますので、そのこと自体には不満はないのですが・・・

最近は、ネットで新機種を購入できるようになっているようですが、あれって使いやすいのでしょうか? 経験のある方、ぜひ教えて頂きたいです。

 

現在、電話と言えば携帯電話が中心になってきていて、ビジネスで利用する以外では、固定電話の利用はかなり減少しているのではないでしょうか。私の家でも、固定電話にかかってくる電話の大半はなんらかの勧誘や商品売込みの電話です。周囲には、固定電話を解約してしまった人も珍しくありません。学生ならそれも当然かもしれませんが、ふつうの社会人でもそのような傾向は広まっているのです。さらに言うならば、最近はスマホで「電話する」ということ自体も減っていて、知人・友人との連絡はもっぱらLINEなどを使うことが多くなっているのも、おそらく私だけではないでしょう。この調子でいくと、10年後、20年後の連絡・伝達手段はどのように変化しているのでしょうね? 私は最先端の電子機器に飛びつくつもりはまったくありませんが、なんとか時代の変化に最後尾からでもついていきたいものです。

そういえば、手塚治虫さんの代表作「鉄腕アトム」の中で描かれている電話は、昔懐かしい黒電話だということをご存じでしょうか。1952年から1958年にかけて漫画雑誌に連載され、1963年から1966年にはアニメ化され、そのテレビ放送の平均視聴率は27.4%にも達した大ヒット作ですが、この漫画(アニメ)、舞台は21世紀となっており、かなりSF的な要素も含まれています。アトムというヒト型ロボットが人間と共存し、人間と同じように喜んだり悩んだりする、というだけでも十分にSF的なのですが、その背景として描かれている場面も、例えば自動車が空を飛んでいたり、というように、手塚さんが未来を空想しながら描いたことがよくわかります。ところが電話は当時一般に普及していた黒電話なのです。さすがの手塚さんも携帯電話がこんなにも広く使われるようになるとは想像できなかったのでしょうね。

最近は、明るい未来を想像しにくい時代になったせいか、「鉄腕アトム」のような夢のある未来漫画は少なくなっているようですが、改めて目を通してみると、新たな発見があって面白いですよ。

 

今回は、半ば独り言のような文章になってしまいました。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。