こんにちは。
今日はダラキューロによる治療、第2クールの3週目でした。これで第2クールは終了。来週は一週間お休みです。
今のところ、少し食欲が落ちることと、しゃっくりが出やすくなること以外、大きな副作用やアレルギーは出ていません。そして、薬の効果は上がっているようです。この調子でずっと推移すればよいのですが、これまでにも繰り返し書いてきましたように、私の病気は長く付き合っていかなければなりませんので、ゆるゆるとやっていこうと思っています。
主治医の先生や看護師の方にうかがったのですが、抗がん剤を使用している患者にしゃっくりが出やすくなるという症状が現れるのは、さほど珍しいことではないそうです。ただ、よほどひどくない限り、深刻な体調悪化につながるようなものではないため、あまり知られていないのですね。私も今のところ、苦しくて何もできないとか、眠れないとかいうことはありません。対処療法の薬はあるのですが、あまり薬に頼ってしまうのも良くないと思い、とりあえずは、このまま様子見をするつもりです。これは、もちろん、主治医の先生の判断に基づいたことです。小さなことでも、素人判断は恐い、というのはあらゆる病気について言えることだと思います。(ただし、医者の言うことは絶対だ、というものでもありません。セカンド・オピニオンも含めて、医師の判断に納得したうえで治療方針を決めることが大事ですね。もちろん、そういう判断が自分でできる場合、ということが前提になりますが)
ところで、今日は献血についてです。
私は、過去の2回の長期入院においては相当量の輸血を受けました。2回目など、私の血液型であるA型のストックが足りなくなって、やむを得ずO型も使ったぐらいの大量だったそうです。意識が完全に戻り、体調が安定してから、「O型の性格に代わるかもしれませんよ 笑」と言われたほどです。・・・んなアホな。まあ、きっと看護師さんの定番ジョークのひとつなのでしょう。
ジョークはともかくとして、そんなわけですから輸血のおかげで自分が助かったことは身に染みてわかっているつもりです。また、私の病気に限らず、輸血が必要になる治療は、内科、外科を問わず、非常に幅広いことは皆さんもご存じのとおりです。輸血の準備がなければ、手術なんて一切できなくなりますよね。
ところが、コロナ禍の影響もあって、現在、献血者数は急速に減っているということです。日本赤十字社の発表した数字は、下のグラフの通りですが、緊急事態宣言で人出が減っていることに加え、天候不順も影響しているそうです。
(日本赤十字社ホームページより)
このままこのような傾向が続くと、コロナ診療以外のところで、大きな支障が出てくるような事態にもなりかねません。これはかなり憂慮すべき事態だと思います。
私は、過去に輸血の経験があることに加え、血液に関する病気に罹患していますので、自分で手を挙げて献血することはできません。以前、看護師さんに頼まれて、献血センターに張り出す「輸血を受けて助かった人からの一言メッセージ」を書いたことはありますが、私にできることは、せいぜいそんなところです。あとは、こうやってブログを読んでいる方や友人に、献血を呼びかけることぐらいです。
日本赤十字社も「献血に出かけることは、不要不急の外出ではありません」とメッセージを出しています。不都合のない方には、ぜひ献血への協力を一考していただければ、と思います。これも、現在の医療逼迫状況を少しでも改善することに役立つことなのです。
ちなみに、献血ができないのは、以下の条件にひとつでもあてはまる人です。
①当日の体調不良、服薬中、発熱等の方
②出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けた方
➂一定期間内に予防接種を受けた方
④6カ月以内にピアスの穴をあけた方
⑤6カ月以内にいれずみを入れた方
⑥外傷のある方
⑦動物または人に咬まれた方
⑧特定の病気(心臓病・悪性腫瘍・けいれん性疾患・血液疾患・ぜんそく・脳卒中等)にかかったことのある方
⑨日本では流行していない感染症などに関連した内容。旅行された時期や地域によってもご遠慮いただく場合がありますので、ご確認ください。
⑩輸血歴・臓器移植歴のある方
⑫にクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の方、またはそれと疑われる方
⑬妊娠中、授乳中等の方
⑭新型コロナウイルスの検査を受けた、診断された等の方
(以上、日本赤十字社のホームページより)
なお、新型コロナのワクチン接種に関しては、ファイザー社製とモデルナ社製については、接種後48時間経過すれば、献血はOKという指針が出ています。ただ、アストラゼネカ社製については、まだ指針が出ておらず、とりあえずは控えてもらう、という状況となっています。ご参考まで・
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。