明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常

元大学教員が綴るこれまでの経過と現在 。なお、入院と本格治療の経験については、00から34あたりまでをお読みください。 。

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常69 今年の漢字

こんにちは。

 

この数日、これまで投稿してきた自分のブログを読み直していたのですが、入力ミス、変換ミスが多いことにうんざり。気がついたミスはできるだけ修正しましたが、まだ全部は直しきれていないかもしれません。また、最近の投稿はやや理屈っぽくなってきているかな、と反省した次第です。今後は、もう少し簡潔な文章で綴っていきたいと思っていますので、皆さんには寛容な心で読んでいただければ幸いです。

 

さて、気を取り直して今回の話題です。

12月も半ばを過ぎ、巷では様々に「今年を振り返る」企画が見られますね。そんななかで、毎年話題になるものの一つに「今年の漢字」というものがあります。ご存じの方も多いと思いますが、これは漢字能力検定協会(公益財団法人)が主催者として毎年開催しているもので、その年の世相をもっとも反映していると思われる漢字一文字を全国から募集し、第一位になった漢字は、清水寺貫主が大きな和紙に力強くしたためる形で発表する、というものです。これを揮毫(きごう)というそうです。発表の瞬間は、テレビでも中継されたりしますので、見たことある、という方も多いでしょう。

この発表が先日あったのですが、今年をもっとも表す漢字として選ばれたのが「金」でした。おそらく、オリンピックの金メダルとか、飲食店 へ の休業支援「金」・給付「金」、子育て世帯 を対象とした臨時特別給付「金」の議論、新紙幣 印刷開始や新500円硬貨流通など「お金」にまつえわる話題がたくさんあったということが、選ばれた理由でしょう。

実は、私も応募していたのですが、選んだ漢字は別。「輪」でした。この「輪」、残念ながら僅差で二位でした。うーん、残念。

ちなみに、三位以下は、「楽」、「変」、「新」と続きます。

また、過去5年間の一位漢字を見ると、2020年「密」、2019年「令」、2018年「禍」、2017年「北」、2018年「金」となっています。そう、「金」は過去にも選ばれているんですね。(2012年も「金」です。)年が変わっても、普遍的に世相をもっとも反映するのがこの漢字だということでしょうか。まあ、それはともかく、漢字は何通りもの読み方があるうえに、一文字だけでさまざまな意味を込めることができるという意味で、大変面白い文字ですね。こういう文字を使用している国は、そんなにはないはずです。また、多くの外国人が日本語を学ぶ上で、大きなハードルになっていることは、容易に想像できますよね。

私は以前、ゼミの学生が卒業するときに、それぞれにふさわしい漢字一文字を送る、ということを数年間続けたことがあります。例えば「活」「挑」「凛」「躍」などなど。これは、その学生との日々を色々と思い起こす作業でもあり、むずかしいけれども、大変楽しいものでした。ただ、全員分(毎年12名前後)を考えるのはけっこう大変で、半日ぐらいかかってしまうこともあったため、5年ほどで止めてしまいました。

皆さんも、身の回りの方を漢字一文字で表す、あるいは日記代わりにその日一日を漢字で表す、などという試みをしてみてはいかがでしょうか。とくに、最近パソコンやスマホ任せになってしまって、自分で漢字を書くという行為そのものが少なくなっている方には、けっこう良い脳トレになりますよ。

 

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。