明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常

元大学教員が綴るこれまでの経過と現在 。なお、入院と本格治療の経験については、00から34あたりまでをお読みください。 。

2022-01-01から1年間の記事一覧

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常104 京都国際写真祭に行ってきました

こんにちは。 今回は少しGWらしい、というか、まだこれといった予定がない方の参考になるかもしれない情報を。 京都では5月8日(日)までの会期で、「京都国際写真祭」(京都グラフィ)が開かれています。10年前から始まったこのイベント、そのホームペー…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常103 今に生きるタイタニック号の教訓

こんにちは。 2022年も3分の1が終わりGWが始まりましたね。ニュースを見ている限り、昨年よりはかなり人出が多いようですが、コロナ第6波がまだ十分に収まったと言える状況ではないので、この後が若干心配になります。まあ、皆さん、そんなことはわかって…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常102 「命を預けるー命を預かる」ということ

こんにちは。 最近、我が家の近くは、小鳥たちが朝からさえずっていて、その鳴き声で起きることも、しばしばです。どこにいるのかな、と思って窓の外を見てみると、すぐ近くの電柱のてっぺんに止まっていたりして、街の中にもかかわらず、ちょっとした自然の…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常101 米寿と虎屋のようかん

こんにちは。 あと一週間でゴールデン・ウィークですね。皆さんは、何か計画を立てておられるでしょうか。新幹線や飛行機の予約状況は、昨年よりはかなりマシになっているようですが、それでもコロナ前に比べると、まだまだ低調のようですね。まあ、感染状況…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常100 鉄道に未来はあるのか?

こんにちは。 タイトルにありますように、今回の投稿のナンバリングが100となりました。とは言っても、実はこれが103本目の投稿となります。最初の挨拶にあたる00があるのに加え、カウント間違いで16と36がそれぞれ重複してしまっているからです。(これは既…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常99 2022年4月現在の近況報告です

こんにちは。 相変わらず、夏を思わせるような天気になったり、逆に一ヶ月ほど季節が戻ったような寒い風が吹いたり、という不順な天候ですね。それに加えて、花粉やらPM2.5やらも飛んでいるようです。私は花粉症ではないのですが、白内障の手術をしてさほど…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常98 改めて思う、イチロー選手の凄さ

こんにちは。 春はすっかり本番となり、さまざまな場面での「新スタート」に関するニュースが日々流れています。こういったニュースは、輝きに満ちた未来を見据えたもので、希望に溢れていて、気持ちがいいですね。最近は暗いニュースばかり流れることが多い…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常97 ロシア料理店「キエフ」

こんにちは。 すっかり春らしい陽気になってきましたね。というか、日中は少し汗ばむような気温の上がり方です。でも、朝晩はまだ冷え込むこともありますので、こんな時こそ、体調の変化には気をつけたいものです。オミクロン株は「BA2」が幅を利かせている…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常96 ドラマ「風のガーデン」をめぐって

こんにちは。 4月になり、さまざまな「切り替わり」が行われています。とくに成年年齢の18歳への切り下げは、今後色々と影響が出てきそうな気がします。長期的に注目しなくてはならないことでしょうが。とりあえずはしばらく様子見ということになるのでしょ…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常95 ドラマ「白い影」をめぐって

こんにちは。 あっという間に3月が終わろうとしています。今年はどんな年になるのだろう、と思いながら年始を迎えてから3か月。まさか、こんなに深刻な戦争が起きるとは思ってもいませんでした。毎日ニュースを見ながら、とにかく、とりあえず一刻も早く停…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常94 親鸞のキャリア形成

こんにちは。 ご無沙汰しております。 私にとって、2月中旬からのおよそ一ヶ月半は、白内障の手術を受けたり、3回目のワクチン接種があったり、また、骨髄検査というちょっとハードな検査に臨んだり、というなかなかに気の休まらない日々が続いていました…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常93 「美しい」ということについて

こんにちは。 まずは、前回に引き続いて京都散歩の巻。 下の写真は、城南宮という神社にあるしだれ梅です。京都市南部に位置し、平安遷都以来の歴史を有する神社ですが、周辺に観光スポットがないせいか、数ある京都の寺社の中では、さほど有名な存在ではな…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常92 「書くこと」の意味と京都の夜

こんにちは。 このブログをはじめた昨年7月頃、私は、自分自身の備忘録として、また、入院していた当時お会いすることができずにご無礼してしまった仕事関係の方々や知人に対する、今さらながらの釈明の場として、このブログを考えていました。まったくの見…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常91 骨髄検査は難物だ

こんにちは。 前回は白内障について書きましたが、まずは少しだけその補足を。 先日、バレーボールの男子日本代表選手でもある藤井直伸さんに関する少しショッキングな記事が新聞紙上を賑わせました。彼は、少し前から目の不調を感じていて、「ボールが2つ…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常90 白内障・・・

こんにちは。 今朝の報道によると、ロシア軍はウクライナにあるヨーロッパ最大の原発を攻撃し、このため現地では火災が起きているそうです。このニュースに関しては、現段階ではまだどの程度の被害が出ているのか確かめられていませんし、果たしてクレムリン…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常89 ロシアへの想い

こんにちは。 突然ですが、ショスタコーヴィチの交響曲第7番(作品60)「レニングラード」という曲をご存じでしょうか。レニングラードとは、現在のサンックトペテルブルグのことで、ソ連時代はこのように名づけられていました。 1906年、この街で生まれた…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常88 お久しぶりです

こんにちは。 ご無沙汰しています。ブログ投稿に関しては、少し長めのお休みをいただきましたが、皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか。 実は、まだ白内障の治療はまだ右目だけしか済んでいないのですが、左目の手術も含めて全部終わるのは来月末になって…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常87 ご報告

こんにちは。 今日で、ダラキューロ治療の第7クールが終了しました。血液や尿の検査結果が良好なので、次回診察時(再来週)で、骨髄を採取したうえでのより精密な検査を行うことになりました、この結果がOKなら、「深い寛解状態に入った」と判断できるとの…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常86 あなたにとっての「学び」とは?

こんにちは。 北京の冬季オリンピックが始まりましたね。当たり前のことですが、冬の協議はすべて「滑る」競技なので、一瞬のミスで終わってしまうことも多々ありますから、選手には相当の集中力が要求されるでしょう。そんな阿呆なことをぼーっと思いながら…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常85 抗がん剤と白内障

こんにちは。 ここのところ、私自身の体調や健康状態については、全然書いてきませんでしたが、今回はちょっと大きなことがありましたので、ご紹介しておきます。 今のダラキューロを中心とした治療は、現在第7クールに入っています。今のようにほぼ毎週通院…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常84 今日は小ネタを連発

こんにちは。 あっという間に2月になりましたね。間もなく節分、そして立春を迎えます。 近年では、節分と言えば、豆撒きよりも恵方巻を思い浮かべる人も多いようですが、発祥とされる関西でも、以前はさほどポピュラーな行事ではなかったと思います。主に…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常83 入試問題の流出をめぐって

こんにちは。 オミクロン株によるコロナウイルス新規感染者数、なかなかピークアウトにならないですね。これだけ増えてしまうと、正直なところ、もう濃厚接触者は追いきれていないでしょう。そして、どこにいてもウイルスは潜んでいる、と覚悟を決めたうえで…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常82 坂本龍一さんのこと

こんにちは。 先日のニュースで、病気療養中のミュージシャン、坂本龍一さんが、自身音楽監督を務める「東北ユースオーケストラ」の3月公演に出演することが報じられました。このオーケストラは、東日本大震災の被災地の小学生から大学生が参加しており、あ…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常81 ゼロ・コロナ? ウィズ・コロナ?

こんにちは。 ここのところ、毎日のようにコロナ・ウイルスの新規感染者数急増のニュースが報じられていますね。どこまでいけば高止まりするのか、とうんざりしてしまいますが、ヨーロッパの状況を見ると、いったん増加が止まって、減少傾向に入ったように見…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常80 医薬分離って面倒だ?

こんにちは。 相変わらずオミクロン株が猛烈な勢いで拡大しているようですが、例えば第5波の時と比べると、社会全体の危機感は薄いような気がします。感染拡大のわりには重症者数の増え方が鈍いからでしょうか? そろそろ経口薬が使えるようになりそうだか…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常79 明日は1月17日です

こんにちは。 今回はまず訂正から。 前回の投稿で「大学入試センター試験」と表記しましたが、昨年度から名称が「大学入学共通テスト」に変更されているのですね。この改革は、計画段階では、記述式の問題を大幅に取り入れるとか、英語に関しては民間試験の…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常78 「公平な入試」は可能か?

こんにちは。 また急に寒くなりましたね。今晩から明日にかけて、もっと寒くなるかもしれない、という予報も出ています。まあ1月中旬ですから、これぐらい当たり前のことかもしれません。 私のダラキューロを中心に据えた治療は、今日で第6クールが終了し…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常77 現代のディーヴァ候補?

こんにちは。 オミクロン株による新規感染が拡大してしまい、少々うんざりしている今日この頃ですが、皆さんお変わりないでしょうか。ヨーロッパの状況を見ると、いくつかの国では既にピークは過ぎたところもあるようで、しかも、死者数はさほど増えていませ…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常76 寅(虎)のこと

こんにちは。 前回の投稿について、kihachijyouさんから、「古来、日本には虎はおらず、中国に渡って寅を実際に見た人もほとんどいなかったはずだが、どうやってあんな風に描くことができたのだろうか」という主旨のコメントをいただきました。これは私も以…

明日を生きる多発性骨髄腫患者の日常75 正月ですね

こんにちは。 三が日が終わり、そろそろ日常に戻っていきますね。今年は、本当に良い年になるといいのですが。 皆さんは、正月をどのようにお過ごしになったでしょうか。 正月からはじめてこのブログをご覧になった方もいらっしゃるようなので、改めて、その…